2009 F4西日本シリーズRd.3

予選 決勝 台数 天候 路面 サーキット
2009年07月05日 2009年07月05日 14台 曇り~雨 ドライ~ウェット 岡山国際サーキット

レースレポート

前回の悔しさも消えないうちに、あっという間に第3戦を迎えました。今回は開幕戦の岡山国際サーキットに戻っての開催となります。これまで少しずつ順位を上げてきただけに、そろそろ結果が欲しい一戦です。

金曜日

今日は朝8時から走行があり、眠い目を擦りながらの走行が始まりました。前回のテストで良い感じに詰めていたセットで走りますが、なかなかタイムが伸びません。しかし、どうやらその状況はライバル達も同様で、滑りやすい路面に苦戦しているようでした。

走行を重ねるにつれてタイヤの状態はどんどん悪くなっていきましたが、明日のニュータイヤ投入に期待をこめて我慢の走行を続けます。少しずつタイムを落としながらもマシンのフィーリングは変わらず、かなり満足のいくテストができました。

土曜日

夜のうちに降った雨により、コース上にはウェットパッチが残っていました。そのため、昨日の使いきったタイヤを履いてコースインしましたが、これが滑る滑る!マシンの消耗を考えて、早めに走行を終えました。

その後、路面が乾いたタイミングで楽しみにしていたニュータイヤの投入です。路面温度が高く、あっという間に皮が剥けていくのが分かります。が…、 “今だ”というグリップ感がなかなか出ず、思ったタイミングでアタックできません。結局ベストなアタックはできませんでしたが、なんとかその時点のベストタイムを記録し、前回よりも確かな手応えを感じました。

陽も登り、その後の走行はタイムが落ちる一方です。しかし、タイヤの消耗や路面温度の上昇に対してタイムは安定していて、決勝での武器になることも確認できました。マシンはかなり仕上がってきたようです。

予選

昨日までのフリー走行で、今回の予選は接戦になることが予想されました。タイヤが最も良い状態の時に最高のアタックができなければ、ポールポジションは獲れないと…。

なるべく多くのチャンスを作るために、先頭でコースインしました。最後尾のマシンに追い付かないように始めはゆっくりと走り、3周目からアタック開始です。しかし、なぜか昨日のように気持ち良く乗れません。このままでは集団に埋もれてしまう…焦りを感じました。

周回を重ねるうちに、少しずつ今日のコンディションに合わせて走らせられるようになってきました。ですが、タイヤはすでにピークを過ぎています。渾身のアタックを続けましたが、大きなタイムアップにはならず2位で予選を終えました。トップとの差は0.1秒と、本当に悔しい結果でした。

決勝

お昼頃から嫌な雲が立ち込めてきました。そしてついに雨は降り始め、コース上はしっとりと雨に濡れました。ところが、気まぐれな天気は決勝までに機嫌を直し、ほぼドライコンディションでのレースを迎えました。

埼玉はもちろん鈴鹿からも遠く離れた地から応援に来てくれた友人達と握手を交わし、フォーメーション・ラップへと走り出しました。そしてグリッドに整列し、スタートシグナルに集中します。レッドシグナルが点灯。

消えない。

まだ消えない。

堪えきれずポールポジションのマシンが動きました。直後に消灯!長いレッドシグナルから解放されたマシンたちが、一斉に1コーナーに飛び込む!イン側から強引に刺されましたが、並走からラインをかぶせてポジションキープでスタートしました。

作戦はありません。タイヤの冷えているときが苦手なことを指摘されていたため、初めからとにかくプッシュします。しかし、物凄い勢いで迫ってきた昨年のチャンピオンに抜かれてしまいました。これ以上トップのマシンから離されたくないところですが、アトウッドコーナーでミラーに写る白い影…ブレーキロックさせた後ろのマシンが突撃してきます!たまらず外側に避けますが、バックストレッチへの加速が鈍ったところを抜かれてしまいました。

スタートの混乱を避けて、逃げるトップのマシン。しかし彼にドライブスルーのペナルティが下され、戦線離脱していきます。これで前にいるのは2台となり、なんとしても追い上げなければと気合いを入れ直しました。

ところが、前のドライバーはこのサーキットを走り慣れているため、なかなかタイミングがつかめません…。ひとまず落ち着いて彼の速いところを盗み、そして彼の苦手なところに狙いを定めます。そしてバックストレッチからサイドbyサイドでヘアピンに飛び込む!

イン側はしっかりと塞がれているものの、次のリボルバーコーナーは切り返しになるためこちらが有利、必死に食らいつく…。オーバーテイク成功!

あと1台。3秒近く開いてしまった差を埋めるため、気を抜くわけにはいきません。前だけを見て走ります。しかし、立ち込めた雲からついに雨粒が落ちてきました。ここでセーフティーカーが入ってしまったら、レースは終わってしまいます。慌てる心がミスを誘い、詰まりつつあった差が再び開いてしまいました。

雨が降り続けていますが、その量は徐々に少なくなっていきました。そして雨量とシンクロするように、トップのマシンが近づいてきました。しかし、残りの周回数も確実に減っていきます。チャンスは1度あるかどうか…その1度に賭けて、猛プッシュします。

レースはついにファイナルラップに入りました。各コーナーで間合いを詰め、チャンスを狙います。そしてヘアピンへのプレーキングでトップのマシンが姿勢を乱す!今だ。彼のイン側に飛び込みます!…しかし、マシン1台の差で並ぶことはできず、チャンスを逃しました。その後、警戒したトップの選手は確実なブロックラインを通り、隙を見せません。そして、2台が1列に並んだままチェッカーフラッグを受けました。タイム差は僅か0.1秒ほどでした。

スタートからしっかりとタイヤを使えていれば…。#31に抜かれていなければ…。雨が降りだしたときに、もっと強気で攻められていれば…。レースを終えて、いくつもの“たられば”が浮かんできました。それだけ大きなチャンスを逃してしまった、もったいないレースでした。しかし、終わったレースを悔やんでも仕方ありません!次の鈴鹿に向けて反省し、頑張って行きたいと思います!


レースリザルト

決勝結果

Pos No Driver Type Laps Total Time Best
1 26 花岡 翔太 WEST956 15 23'24.779 1'32.096
2 96 仁木 圭之 WEST096 15 23'25.068 1'32.246
3 31 奥村 亜規士 WEST056 15 23'31.595 1'32.857
4 11 上住 道人 WEST006 15 23'33.727 1'32.903
5 70 吉田 広樹 WEST096 15 23'35.652 1'33.104
6 77▲ 久保 宣夫 KK-Z 15 23'36.373 1'33.259
7 28 米倉 正憲 WEST006 15 23'37.646 1'32.669
8 34 平山 裕也 WEST056 15 23'42.017 1'32.810
9 1 冨本 好成 WEST006 15 23'42.409 1'33.365
10 33 小山 圭 WEST006 15 23'42.890 1'33.072
11 27 平井 祐次 WEST006 15 23'54.080 1'33.459
12 56 川村 和希 WEST976 15 23'55.477 1'33.359
13 35 吉村 英夫 WEST056 15 24'02.682 1'33.923
14 48■● 平木 天樹 WEST006 15 24'09.612 1'32.385
以上 完走
▲ゼッケンNo.77は、2009 OKAYAMAチャレンジカップシリーズ 特別規則書 第7章 第26条 1.(ブリーフィング遅刻)により、罰金5千円を課した。(12:45)
■ゼッケンNo.48は、2009 OKAYAMAチャレンジカップシリーズ 特別規則書 第9章 第31条 4. (反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(15:41)
●ゼッケンNo.48は、2009 岡山国際サーキット 4輪レース 一般競技規則書 第8章 第41条 1.(ピットレーン通過速度違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(15:46)

予選結果

Pos No Driver Type Time Lap
1 48 平木 天樹 WEST006 1'31.609 5/7
2 96 仁木 圭之 WEST096 1'31.725 7/10
3 31 奥村 亜規士 WEST056 1'31.925 8/10
4 70 吉田 広樹 WEST096 1'32.073 3/9
5 26 花岡 翔太 WEST956 1'32.078 5/5
6 11 上住 道人 WEST006 1'32.251 8/ 9
7 77 久保 宣夫 KK-Z 1'32.471 3/4
8 1 冨本 好成 WEST006 1'32.475 6/8
9 34 平山 裕也 WEST056 1'32.498 7/7
10 33 小山 圭 WEST006 1'32.521 4/9
11 28 米倉 正憲 WEST006 1'32.777 5/6
12 35 吉村 英夫 WEST056 1'32.909 5/10
13 56 川村 和希 WEST976 1'33.287 4/9
14 27 平井 祐次 WEST006 1'33.588 5/6
以上予選通過
予選通過基準タイム ( 130 % ) 1'59.279
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