2008 スーパーFJ鈴鹿シリーズRd.3

予選 決勝 台数 天候 路面 サーキット
2008年05月30日 2008年06月01日 10台 晴れ ドライ 鈴鹿サーキット

レースレポート

金曜~Test Day

シリーズも中盤戦となり、クラブマンレースは第3戦が開催されました。

今回のレースは300kmの耐久クラスが組み込まれているために2Dayのイベントとなりました。そのため、予選を明日に控えたドライバー達がこぞって走行を重ねていて、FJ、S-FJ、F4の最大58台が入り混じったコース上は大混雑となり、大きなクラッシュを含むアクシデントが多発する危険な一日でした。

路面のコンディションはというと、朝方まで降り続いた雨の影響で滑りやすくなっていたことに加え、クラブマンの直前に開催された「D-1GrandPrix」で舞台となったS字コーナーからダンロップコーナーまでのテクニカルなセクションがとても滑りやすく感じました。

そして実は鈴鹿フルコースの走行が今までに1度しか経験がなく、それもオーディションというわずか30分に限られたときのものでした。

東・西コースとフルコースの大きな違いは、勾配が強く滑りやすいダンロップコーナーがあることと、最終コーナー前に超低速の回り込んだシケインがあるということです。しかも、どちらも1周のタイムに大きく影響してくるために、早い段階での習熟が求められました。

鈴鹿フルコースを初めて全力で走ったこの日、トップタイムの選手から遅れること0.5秒以上という大きな差を残してしまいました。今までの走行と同じように各コーナーを全力で攻めているつもりでしたが、体の動きが鈍く反応や操作が遅れてしまいダンロップコーナーでは度々コースアウトしてしまうことがありました。さらにシケインではスムーズな加速が出来ず、常にリアタイヤを滑らせてしまうなどリズムを完全に乱していたため、十分な睡眠を取ってリセットすることで明日に備えることにしました。

土曜~予選

FJの予選が行われる直前、雨が落ちてきました。特に西コース側では強い雨が降り、コースはあっという間にウェットコンディションへと変化しました。そこでヘルメットのバイザーを雨用に取り替え、マシンにもレインタイヤを装着させて予選開始を待ちました。

しかし、自分たちの予選開始前に雨は止みました。日差しはないものの、風が吹いていることで路面は急激に乾き始めました。スーパーFJで初めて走る、そして西コース部分も初めて走るウェットコンディションということで安全策をとり、ウェットタイヤ装着のまま予選に挑むことを決めました。

路面はハーフウェットでした。途中でのタイヤ交換を考えつつ、慣れない状況で目一杯アクセルを踏み込みますが、ピットからのサインには上向き矢印が表示されていました。マシンのデジタルメーターにはドライよりも10秒と少し遅いタイムが表示されています。そして、ここで大きなミスを犯しました…。

「FJで茂木を走っていたときは、10秒の差ならまだレインタイヤだな」

ここは鈴鹿、しかもマシンも違います。それなのにレーシングドライバーとして当たり前のそのときの状況に合わせて一番速く走らせることを忘れてしまいました。その結果、スリックタイヤ装着組に次ぐ6位に終わりました。ポール・ポジションを獲得した選手とは5秒以上の大差がついていました。

日曜~決勝

予選の結果と内容にはとても満足できませんでしたが、決勝までに一晩挟んだことで気持ちは完全に切り替わりました。開幕戦、そして第2戦のときに課題としていたスタート直後のタイムの立ち上げを練習すると考えれば、今日のスタート・ポジションを生かさない手はありません。とにかくスタートダッシュを決めることだけを考えて、リアタイヤを中心に温めながらフォーメーションラップを回りました。

グリッドに着いたときにはしっかりとリアタイヤを暖めることが出来ていたので、今までより高めの5500回転でスロットルを保ち、シグナルに集中しました。そして、レッド消灯とともにクラッチを合わせ、4位のマシンの右側を狙ってステアリングを切るも、そこは彼も抑えてきました。すぐに左側に狙いを変えましたが、そこにはスタートで遅れた3位のマシンが道をふさぎ、さらに外側から5位のマシンがかぶせる様に割り込んできたことで道が無くなりました。 4台が絡み合う形でレースはスタートしました。

まず1周目、スタートに成功した#12塚田選手が早くも逃げている後ろで、スプーンコーナー侵入で前を行く#3のイン側に飛び込み、マシンをスライドさせながらオーバーテイクを成功させました。そして2周目、シケインをしっかり立ち上がって1コーナー進入で#21に並び、彼をパス。前を行く3台は既に離れ始めていましたが、もちろんここで諦めるわけもなくファステストタイムを更新しながら追いつくと、4周目のシケインで#43のイン側に飛び込んだ#38がスピンアウト!

これをチャンスと見て#43を攻め立てます。スプーンコーナーや1コーナーで激しいブロックがありましたが、落ち着いて接触を避けながら機会をうかがいました。ところがここで早くもリアタイヤが熱ダレを起こし、マシンが暴れ始めてしまいました。熱くなりすぎたタイヤと心を冷ます意味で、少し間隔を空けました。そして8周目、シケイン立ち上がりからスロットル全開でアタックします…。が、ヘアピンを攻め過ぎてハーフスピンを犯してしまいました。残りの 2周で 1秒差まで迫りましたが、10周きっかりでチェッカーは振られ、レースは終わりました。

レースを終えて

タイムの立ち上げという課題は克服されつつあります。しかし、予選で思い知った様に、自分の心の甘さや、新たな課題が次々と見つかります。ですが、絶対に弱気にはなりません。どんな課題も必ず克服してみせます!引き続きご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします!


レースリザルト

決勝結果

Pos No Driver Type Lap TotalTime Best
1 12 塚田 光彦 W-07J 10 22'59.153 2'17.340
2 43 大野 浩太郎 FV202 10 23'03.664 2'17.434
3 70 仁木 圭之 W-07J 10 23'04.816 2'17.212
4 38 澤 紀彦 FV202 10 23'13.616 2'17.392
5 13 柴田 隆之介 W-07J 10 23'18.822 2'18.551
6 21 太田 浩 KK-S 10 23'19.046 2'19.009
7 3 野瀬 智弘 FV202 10 23'25.809 2'19.134
8 17 金子 昌広 FV202 10 23'27.913 2'19.763
9 4 ヒデ W-07J 10 24'02.602 2'23.393
10 10 佐藤 晋一 10 24'27.703 2'25.363
以上 規定周回数完走:
Fastest Lap No.70 仁木 圭之 / 2'17.212 4/10 152.36km/h
規定周回数 9

予選結果

Pos No Driver Type Time Lap
1 43 大野 浩太郎 FV202 2'21.162 8/8
2 12 塚田 光彦 W-07J 2'21.865 8/8
3 21 太田 浩 KK-S 2'22.695 7/8
4 38 澤 紀彦 FV202 2'22.723 8/8
5 3 野瀬 智弘 FV202 2'25.375 8/8
6 70 仁木 圭之 W-07J 2'26.964 9/9
7 4 ヒデ W-07J 2'28.851 7/7
8 13 柴田 隆之介 W-07J 2'28.879 8/8
9 17 金子 昌広 FV202 2'28.952 7/8
10 10 佐藤 晋一 2'33.562 5/8
以上 予選通過車両:
予選通過基準タイム ( 130 % ) 3'05.000
ペナルティ No.13 ベストラップ(2'28.644)削除:
2008鈴鹿クラブマンレースシリーズ特別規則書第53条~3)違反 (ダブルチェッカー)
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