2007 FJ1600筑波シリーズRd.1

予選 決勝 台数 天候 路面 サーキット
2007年03月25日 2007年03月25日 33台 雨~曇り ウェット 筑波サーキット

レースレポート

もてぎでのレースからあっという間に2週間が経ち、早くも筑波FJの開幕戦を迎えました。

ここ筑波は去年のレース前に1度走ったことがありますが、それっきりのサーキットです。ちなみに当時のベストタイムは1分1秒2と、結構遅いんです。しかも、ここは強力なライバルチーム「ウインズ」の本丸!まぁそれも覚悟の上で、とにかくやるしかない!

金曜日~というわけで練習日

ドキドキしながらコースインし、1本目はラインを確認します。この時点で1分0秒3を記録し、まずまずの出だしでした。

一昨日の練習でトップは0分59秒半ばのタイムが出ていると聞いていたので、それをターゲットに2本目を走りますがタイムアップならず。1分0秒4に終わります。タイムに少し不満ながら

「ブレーキをしっかり使え」

というコーチの指導を受け、明日へのイメージを作りました。走行後にカメラの映像をチェックすると、ラインも間違ってて良いトコ無しでした。

土曜日~さらに練習日

昨日の反省点を意識して1本目を走りました。ラインを外さないように。タイムこそ遅かったものの、なぜラインを外すのかが少し分かりました。コーチからはラインは良い方向に変わったけど、ブレーキは変わってないとの指摘を受けました。

2本目はブレーキで詰めて行き、何とか昨日と同じタイムを出せました。ただしブレーキ詰めることを意識しすぎてしまい、今度はラインが悪くなっていました。コーチからは再び檄がとびます。

いよいよレース前ラストの3本目の走行となり、自然と気合いが入ります。この2日間で注意されたこと、指摘されたことを意識して走りました。ラインを外さない、ブレーキはしっかり詰める、進入で浅くならないように。その結果、全体的なペースも少しアップして、ベストタイムは1分0秒2。まだまだ遅いけど、最後の走行でタイムを上げられたのは良かったと思います。

ただしコーチからの指示は厳しく、

「変わったといえば変わったけど、そんなの当たり前でしょ。もっとそういう意識をしっかり持って走れよ。遅いんだから」

ホントに頭が上がりません。やれって言われたことがなぜか出来ない。たぶん恐怖心が無意識にそうさせてて、その場から逃げ出そうとしてしまう。未熟者です。

日曜日

昨日は眠れませんでした。疲れていたためベッドに横になってすぐに寝てしまいましたが、深夜に目覚めてしまってからは落ち着きませんでした。

時間はあっという間に過ぎ、気がつけばサーキットに居て、気がつけば参加受付を済ませていました。

予選

2007 FJ1600筑波シリーズRd.1 01

雨は弱まる事なく降り続けていて、路面はヘビーウエット。先日の茂木を思い出します。進行の遅れから雨の中に10分以上もさらされ、やっとコースインしました。

タイヤが温まるまでに2周し、そこからアタックを始めたのですが…。大渋滞!とにかく台数が多く、前も後ろも他の車がずらっと並び、とてもタイムは出せそうにありませんでした。

5~6周したところでの順位はトップでしたが、さらにタイムアップするべく空いている場所を探しました。すぐにスペースを見つけてアタックするも、2周もしないうちに前の車に引っ掛かってしまい、すぐにまたスペースを探しました。

残りが約2周となり、3回目のアタックのチャンスを得ました。が、この時に1周でタイムを出せなかったことが最後まで響くことになりました。

残り2周目を失敗しラストラップに賭けますが、最終コーナーで前を走る車に並ぶ形になり、立ち上がりでコースをはみ出しました。そこまでは良い感じで来ていたので悔やまれますが、4回もあったチャンスを活かせなかったのですから、自分のミスです。

戻って来て予選結果を確認すると、なんとか4番手に留まっていました。2列目の外側は悪くありません。ただし、決勝ではしっかりとスタートを決めていかなければと強く意識しました。


決勝

2007 FJ1600筑波シリーズRd.1 02

お昼頃に雨が止み、路面はドライになりつつありました。ところが、出走まであと1時間という頃に空がまた暗くなり、雨が降り始めて路面はあっという間にハーフウエットに変わりました。

他クラスの予選、決勝が次々に行われ、大破したマシンが次々に運ばれていく中で集中するのは難しいものです。散歩したり、昼寝してみたりして出番を待ちました。

やっと時間になり、用意を済ませて車を走らせ、4番グリッドに止まります。回りを見渡すと、FJからステップアップしていったドライバーがちらほら、結構いらっしゃいます。どうやら雨も上がった様子です。少し慌て気味に5分前、3分前、1分前のボードが出され、フォーメーションラップに出ます。コースはまだ濡れているものの水しぶきはほとんど上がらなくなり、良い感じのコンディションです。

グリッドに戻り整列するも、30台もいるために後方で振られるグリーンフラッグは見えません。諦めてメインポストに集中します。

5秒前のボードが出されてしまわれ、赤ランプが点灯し、そして消灯。上げておいたエンジン回転に合わせてクラッチミート。反応は良いタイミング、すぐに2速にシフトアップ!

「あ、少しホイールスピンしてる!」

スタートから1コーナーへの飛び込みは上々、前の2台を抜いて2番手に上がります。前を行く金子選手に食らい付き、抜き所を探っていく。

「やっぱり2ヘア、最終コーナーときて1コーナーかな」

2007 FJ1600筑波シリーズRd.1 03

そんなことを意識しつつ、2周目の2ヘアで金子選手に合わせて少し外側から深めのラインを狙う…。

!!!インに藤井選手の姿が見える。

立ち上がりに合わせてアウト側のグラベルまで目一杯寄ってスロットルを開けている俺に、インべたの藤井選手がスライドしながら迫る。

「やべぇ、このままじゃ当てられる!」

咄嗟にスロットルをパーシャル(加速も減速もしない踏み加減)まで戻してグラベルに逃げる。その横を藤井選手が縁石までしっかり乗って立ち上がる。

「やられた!」

そのまま加速の鈍った俺を小山田選手が最終コーナーの進入で抜いていく。小山田選手はそのままの勢いで藤井選手、金子選手を次々に抜き去りトッブに立つ。俺は少し離れてしまった藤井選手との間隔を詰め、2位集団を作り始めていた。

その矢先の1コーナー…。ドライのラインを走る金子選手にインから藤井選手が刺す! 俺はすぐにごちそうさまライン(勝手に命名)で大外から捲くる。その時…。視界の右側に合体する2台のマシンが映り込む。

「よっしゃ!」

少しラインをアウトに外して接触を避け、ターゲットを小山田選手に切り替える(この時すぐ後ろには磯貝選手がいたと思うが、あまり覚えていない)。

小山田選手の背中を追って2周目の1コーナー、コース上で動かない2台への注意を促す黄旗とともにSCボードが見えた。2台の回収のためにセーフティーカーが出されるようだ。ここから4~5周にわたってセーフティーカーの先導のもと周回を重ねる。再スタートに備えてタイヤを温めながら、その時を待つ。

80Rを回った時に、セーフティーカーの回転灯が消えたことに気がついた。レースが再開される合図だ。2ヘアを過ぎると小山田選手のペースがガクッと落ちて、セーフティーカーとの間が見る見るうちに開いていく…。その時がくる。

「ブォォオオン!!」

小山田選手が一気に加速を始めたのに合わせて俺もスロットルを全開にする。しかし最終コーナーまでに2台の差は広がり、再スタートで失敗してしまった。それでもワンチャンスに賭けて後を追う。あらためて後ろから見た小山田選手のライン取りは最終コーナーが俺と大きく違っていて、そこで差が開いていく。

「なるほど、雨はあそか!」

ラインを盗み、タイムを上げながら差を詰める。しかし、どうしても80Rから2ヘアにかけて大きく差が開いてしまい、ストレートの速さを生かせない。

「80Rで踏めない!」

2007 FJ1600筑波シリーズRd.1 04

そしてレースは進み、2台の差が0.4秒のところでチェッカーフラッグを受けました。目の前で拳を振り上げる小山田選手が記憶に残りました。

予選、スタートでのホイールスピン、抜く時の思い切り、ライン取りの甘さ、コンディションの変化への対応。あげればキリがないほど次への課題が出てきます。

ガレージへ戻り、コーチや監督、メカニックの方々からため息混じりのアドバイスを受けました。その内容はとても的確で、自分では精一杯やっているつもりで終わらせてしまっていることを、いくつも分かりやすく説明して下さいました。

この環境で走れることをありがたく思い、次のレースへのモチベーションアップ、スキルアップに繋げていきたいと思います。今回も長文をお読みくださりまして、ありがとうございました!また、次回も応援よろしくお願い致します!


レースリザルト

決勝結果

Pos No Name Lap TotalTime BestTime Type
1 85 小山田 恭丈 18 24'28.230 1'07.073 SK96
2 56 仁木 圭之 18 24'28.728 1'06.858 SK96
3 90 磯貝 尚緒 18 24'32.416 1'07.325 SK96
4 16 中林 大輔 18 24'38.176 1'07.863 WEST04J
5 7 中島 佑弥 18 24'38.535 1'07.594 FV-2K
6 83 秦野 耕太郎 18 24'39.079 1'07.201 SK96
7 39 野間 一 18 24'47.199 1'07.611 SK02
8 38 蔵野 智昭 18 24'47.573 1'08.260 SK02
9 13 大畑 修視 18 24'49.224 1'08.414 FV95
10 66 横地 昌重 18 24'49.461 1'07.653 SK02
11 88 杉岡 謙広 18 24'51.180 1'08.074 SK96
12 86 宮沢 孝由 18 24'51.580 1'08.106 FV95
13 18 岡野 陽朋 18 24'54.138 1'08.025 SK96
14 8 岡 速人 18 24'55.578 1'07.723 04J
15 89 藤井 啓介 18 25'01.692 1'06.676 SK96
16 1 菊池 博憲 18 25'03.651 1'08.391 SK02
17 69 中條 暢彦 18 25'15.076 1'09.930 SK02
18 37 斎藤 善彦 18 25'15.306 1'09.667 FV-2K
19 19 工藤 義典 18 25'19.501 1'10.234 SK96
20 0 渡辺 義人 18 25'20.075 1'10.197 SK96
以上、完走 (16Laps)
82 吉川 英明 15 21'15.757 1'07.970 SK96
91 ポチ 14 20'13.951 1'08.439 SK96
81 金子 昌広 4 4'41.452 1'08.143 SK96
55 藤井 俊彦 4 4'41.636 1'07.951 SK96
12 安藤 純樹 3 5'14.386 1'27.282 SK91改
80 中島 大輔 2 2'29.065 1'10.023 SK96
2 西場 大祐 2 3'53.639 1'26.567 WEST06J
84 阿知波 勉 1 1'21.851 1'21.851 SK96
87 錦織 正樹 出走せず FV95
24 一野 妙 出走せず
セーフティーカー介入により、非競技化周回4周を含む。

予選結果

Pos No Name Time Lap Type
1 55 藤井 俊彦 1'09.232 11/12 SK96
2 81 金子 昌広 1'09.464 11/12 SK96
3 7 中島 佑弥 1'09.656 10/12 FV-2K
4 56 仁木 圭之 1'09.770 11/12 SK96
5 39 野間 一 1'09.805 11/13 SK02
6 85 小山田 恭丈 1'09.985 9/12 SK96
7 16 中林 大輔 1'10.006 12/12 WEST04J
8 82 吉川 英明 1'10.037 8/12 SK96
9 87 錦織 正樹 1'10.148 11/12 FV95
10 90 磯貝 尚緒 1'10.181 11/11 SK96
11 80 中島 大輔 1'10.262 12/12 SK96
12 89 藤井 啓介 1'10.354 11/11 SK96
13 13 大畑 修視 1'10.379 12/12 FV95
14 86 宮沢 孝由 1'10.463 9/12 FV95
15 66 横地 昌重 1'10.502 12/12 SK02
16 84 阿知波 勉 1'10.510 11/12 SK96
17 38 蔵野 智昭 1'10.565 12/12 SK02
18 83 秦野 耕太郎 1'10.889 7/12 SK96
19 0 渡辺 義人 1'10.967 8/12 SK96
20 1 菊池 博憲 1'11.089 8/11 SK02
21 8 岡 速人 1'11.163 12/12 04J
22 37 齋藤 善彦 1'11.217 8/11 FV-2K
23 91 ポチ 1'11.222 11/11 SK96
24 2 西場 大祐 1'11.333 12/12 WEST06J
25 12 安藤 純樹 1'11.508 7/12 SK91改
26 88 杉岡 謙広 1'11.626 11/11 SK96
27 18 岡野 陽明 1'11.700 10/11 SK96
28 69 中條 暢彦 1'14.246 9/10 SK02
29 24 一野 妙 1'14.295 5/7
30 19 工藤 義典 1'14.479 12/12 SK96
以上、予選通過 (1'16.395 - 110% )
31 32 長 優子 1'16.497 10/11 SK02
32 63 伊藤 剛史 1'25.324 9/9 FV95
93 久山 和彦 不出場 SK96
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