2006 FJ MASTERS RACE

予選 決勝 台数 天候 路面 サーキット
2006年12月17日 2006年12月17日 53台 晴れ ドライ ツインリンクもてぎ

レースレポート

今年のレポートも遂に最後となりました。そう、日本一決定戦です!

FJ1600はJAF地方選手権にあたるレースのため、日本各地のサーキット毎に競われています。北は栃木県のツインリンクもてぎから南は九州のオートポリスまで、6箇所の選手権で1年間腕を磨いてきたドライバーが一同に会し、今年の舞台となるツインリンクもてぎにてトーナメント方式で戦います。今回の参加者は53名となり、例年よりもわずかに少なくなりましたが、それでも各選手権のチャンピオンが集まり熱いバトルが予想されるのは変わりありません。

まずトーナメントの流れをご説明すると…

予選
A組(18名)、B組(18名)、C組(17名)ごとの予選
第1レグ
A組、B組、C組、各組の予選結果に基づく5周のレース
第2レグ
第1レグの結果に基づき、A組(27名)、B組(26名)に分け、さらに各選手権のチャンピオンを均等に振り分けての6周のレース
敗者復活戦
第2レグの上位10名(A組B組の合計20名)はファイナル(全30名)への出場権を確保している為、残された10個のグリッドを求めて第2レグの11位以下(A組B組の合計33名)で6周のレース
ファイナル
第2レグ、敗者復活戦の結果に基づく10周のレース。泣いても笑っても今年最後のレースです。

さて、この大きなイベントでどんな走りをしたのか、どんな走りしか出来なかったのかを書いていきたいと思います。最後までよろしくお付き合い下さい。

予選

トーナメントの流れをご覧いただいただけでも何となく理解していただけたかと思いますが…。何とA組の予選開始は午前8時!幸いなことに俺はC組なので9時からとなりましたが、それでも十分早い時間帯です。これほど早いとタイヤがなかなか温まらないので、とにかく最後までプッシュできた人が最後にベストを出すという展開が予想されました。

予選ではずっと練習で自分より速いペースで走行していたチーム員の後ろを走る作戦を取り、自分のペースを引っ張ってもらう予定でした。

ところが、始まってみると前を走るチーム員のペースがなかなか上がらなかったため、終始真後ろにつけてしまうまずい状況でした。自分からするともう少し距離を離して走ったほうが走りやすいため、1周ペースを落として最後の周回に備えました。

が、ここぞというこの周回であからさまなミスをしてしまい…。結果を確認すると4位でした。タイム順では5位ですが、トップタイムの選手が鈴鹿シリーズのチャンピオンでシード権を持っているため、第1レグのスタートでは4番手からとなります。まずまずのポジションです。

第1レグ

あっという間にA組、B組のレースが終わり、すぐにC組の順番も回ってきました。それまでの2レースのスタートを見る限り、かなり早いスタートタイミングでレースが始められているようでした。1日を通して同じ人がこのスタートボタンを押すため、このタイミングをあらかじめ見ておくのは作戦の1つです。100%同じタイミングでレッドシグナルが消えるとは限りませんが、同じ人が行えば同じような結果になるだろうということです。

実際にスタートの瞬間はやはり消灯が早く、まずまず早いスタートが切れました。ところが、調子よく加速して前の車を抜こうとした瞬間に気が緩んだのか、シフトアップでミスをしてしまいました。すぐにやり直して加速したときにはせっかくスタートで得たリードを失い、集団に飲まれて1コーナーに進入しました。この時点では4位か5位だったと思います。しっかりついて行けば取り返せる位置からジワジワ狙いたいところですが、第1レグは5周!!先頭から後尾まで密集した状態がつながり、何が起きるかわからない状況でした。

そんな中、俺はというとコーナー立ち上がりからの加速が鈍くなり、1台また1台と抜かれ続ける苦しい展開でしたが、先頭のほうで接触が多発し、スタート時のポジションぐらいまで戻しているようでした。

が、ファイナルラップで焦りが出たのか、90度コーナーの進入時に竜巻スピン!一直線にガードレールへ向かった瞬間はヒヤッとしましたが、なんとかコース上に車をとどめて復帰できました。第2レグがあることすら忘れ、とにかく前の車を抜きたいと欲を出してしまった結果がスピン。そしてゴールまでに数台に抜かれてしまい、7位でチェッカーを受けました。いつものレースとは違うということを忘れていました。

第2レグ

2006 FJ MASTERS RACE 01

予選結果を元に2組に再編成され、第1レグの結果を2倍した数がスターティンググリッドになるということで、27台中14番目からのスタートです。やはり早いタイミングでシグナルが消え、今回はシフトミスもなくスタートから前の車を抜くことができました。

1周目はみんな様子を見るように走っているためかペースが上がらず、1位から最後尾までが2列縦隊で進むほどの混戦模様でした。5コーナーまでに2 台ぐらい抜けたと思ったのものの、そこからは抜かれていくばかりのつまらない展開に…。かなりの台数に抜かれたはずですが、前を走る車両が数台クラッシュしたためにゴール時の順位はスタート時と同じ14位、自力でのファイナル出場はなくなったので敗者復活戦へと回ることになりました。

このレースでは目立つこともなく、淡々と抜かれるばかりで見せ場はありませんでした。無念。


敗者復活戦

全33名の「敗者」が集まって残りのファイナル出場枠10枠を競うということで、このレースはいつも荒れるということで有名です。2組分を1組に再編成した結果、スターティンググリッドは8番。このままの順位でゴールすれば「復活」できるわけですが、先ほどのレース内容を考えると…。

スタートはまずまず、1コーナーでの軽い混乱をうまく交わして順位を上げられました。が、やはりそこからは防戦一方の戦いに。直線でどうしても遅い分をブレーキングからコーナリングで稼がなければならないわけですが、それがなかなかどうしてできないわけです。前に誰かしらいるレース前半では、これ以上は無理でしょっていうぐらいブレーキを踏み始めるポイントを遅らせることができるのですが、前が開けてしまうとキツイ!後ろからピッタリつけてくる車のことばかりが気になってしまい、ブレーキングが甘くなり、それがコーナリングにも影響し始めてしまい、どんどん後ろから詰められてしまいます。普段の練習でのブレーキング、コーナリング、立ち上がり、すべてにおいて甘いということがわかりました。単独で走ることの多い練習で常に自分の限界点で走れなければ、隊列の先頭に立ったときには無様な姿を見せるばかりです。

このレース中、無意識の中で覚えていたのは「とにかく抜かれたな」ということばかりでした。自分の前後でスピンやコースアウトが多発し、8位チェッカーで「復活」できたことを知ったのはピットに戻ってきてからでしたから。本当にいっぱいいっぱいでした。

ファイナル

見事復活を果たしたものの、30台中28位スタートとなり、後ろからたった3番目です。この位置からだとスタートを知らせるシグナルもわずかに霞んで見えることを知りました。「どうせ後ろには2人しかいないし、怖がることなく1コーナーに飛び込めるぞ」という無意識のリラックスがあったのか、良いスタートを決めて1周している間に数台をパスできました。敗者復活戦を戦ったことでタイヤは磨耗していましたがその分温まりが早く、タイヤが温まるうちは勝負できました。

ところが、2周目に入るとどんどん厳しい戦いになり、毎周抜かれていくようで…。ん?順位は上がっている??自分でも思わず「ツイてる!」と思ってしまうほど、前のほうでのクラッシュが相次ぎました。抜かれてはスピンしている車両を通りすぎ、また抜かれてはスピンしている車両を通りすぎてまた抜かれ、一時は16位まで順位を上げていたようですがチェッカー時は21位でした。

16位の時には何とかこの順位を守り抜きたいと思っていたのですが、1コーナー進入で後ろにつかれ、3コーナーで並び、5コーナーでも並び、S字でまた並び、ヘアピンを立ち上がると確実に離される。ビクトリーコーナーには自信があったので追いつけるのですが、そこでスリップを利用しても1コーナーまでに離れていく。この展開には正直イライラしていましたが、良く考えればもっとブレーキングやコーナリングでつめられない自分が悪いんだ、自分の腕がそれだけ未熟なんだと気がつきました。

それからはとにかく「1つでも前のほうでゴールしてやる!」と強く思い、とにかくプッシュしました。ゼッケン18の選手とは何度もヒヤッとする場面がありましたが、一歩引いてでももう一度チャンスを狙ってやるんだと気持ちを切り替えてゴールまで粘りました。その結果の21位です。

意気揚揚と乗り込んで21位。それに、あからさまに自分のミスだと思うことが何回も。予選失敗、スタートのシフトミス、スピン。ファイナルでのベストタイムは、全30台のうち完走車両の中で後ろから2番目。

レースに対する甘さであったり、それ以前に普段の練習、普段の生活や仕事、トレーニング…。それら全てを何のためにするのか、どうしたら良いのか、さらに良くするにはどうするのか、そういったところからの見つめ直しが必要になりました。とても大きな課題だと思います。乗り越えなければいけない課題です。

これからシーズンオフが約3ヶ月間ありますが、その間に出来ること、やらなければならないことをもう一度考え直してから来シーズンに望みたいと思います。

皆様、来年は当然ながら今年よりも進化した自分を見せられるように努力していきます。応援のほど、よろしくお願い致します。


レースリザルト

決勝結果

Pos Champ No. Name Lap Total Best Lap Type
1 鈴鹿 43 八重樫 啓太 10 21'19.475 2'05.824 7/10 R&D FV2K
2 もてぎ 14 井川 高博 10 21'21.449 2'06.135 8/10 オスカー SK96
3 62 東 徹次郎 10 21'25.411 2'06.749 10/10 R&D FV2K
4 岡山 22 松井 孝允 10 21'26.072 2'06.198 10/10 R&D FV2K
5 99 細川 健治 10 21'28.556 2'06.893 8/10
6 71 北野 和行 10 21'28.696 2'06.744 7/10 R&D FV2K
7 26 伊藤 善博 10 21'29.182 2'07.584 4/10 R&D FV2K
8 富士 83 早野 光宣 10 21'31.305 2'07.034 10/10 オスカー SK96
9 19 MIKA 10 21'33.160 2'06.364 6/10 R&D FV2K
10 23 古田 聡 10 21'33.360 2'06.467 8/10 FRD MF105
11 78 吉田 宣弘 10 21'33.760 2'07.371 8/10 オスカー SK96
12 2 中野 和宣 10 21'34.041 2'06.868 5/10 ウエスト 04J
13 82 大野 浩太郎 10 21'34.487 2'06.151 6/10 オスカー SK96
14 73 白坂 卓也 10 21'34.818 2'06.841 9/10 ウエスト 04J
15 31 岸 良一 10 21'45.053 2'07.843 6/10 オスカー SK02
16 66 藤田 祐貴 10 21'45.693 2'07.561 9/10 オスカー SK02
17 13 大畑 修視 10 21'45.950 2'07.323 9/10 R&D FV95
18 21 太田 浩 10 21'46.342 2'06.415 9/10 オスカー SK02
19 72 河津 光晴 10 21'48.917 2'08.024 9/10 オスカー SK96
20 18 鈴木 修平 10 21'49.679 2'07.646 10/10 R&D FV95
21 15 仁木 圭之 10 21'50.274 2'07.921 10/10 オスカー SK96
22 94 藤原 大樹 10 21'51.350 2'06.181 10/10 オスカー SK96
23 9 渡部 武典 10 21'52.923 2'07.005 8/10 オスカー SK96
24 39 野間 一 10 21'53.254 2'07.181 10/10 オスカー SK02
25 81 土森 一了 10 21'58.794 2'07.343 8/10 オスカー SK96
26 69 伊藤 聡 9 19'48.062 2'07.376 8/9 オスカー SK02
以上 規定周回数完走:
筑波 91 大森 弥 1 2'22.147 2'22.147 1/1 オスカー SK96
88 木村 友哉 1 2'22.298 2'22.298 1/1 オスカー SK96
1 菊池 博憲 1 2'22.556 2'22.556 1/1 オスカー SK02
AP 70 福田 詩久 0 オスカー SK02
規定周回数 7

予選結果

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