モータースポーツの紹介

フォーミュラカーとツーリングカー

四輪自動車のレースは、「フォーミュラカー」と「ツーリングカー(ハコ車)」を使用するものに分類できます。

四輪自動車のカテゴリー

フォーミュラカーとは、四輪のタイヤがむき出しになっているシングルシーターの車で、規格に沿って設計されたレーシングカーのことです。F1やインディカー・シリーズが有名です。

市販車改造車系はツーリングカーとラリーカーを使用するカテゴリーがあります。それぞれ市販車をベースに、レース用に改造しています。SUPER GTや世界ラリー選手権(WRC)が代表的です。

フォーミュラ系レースカテゴリー

FIA、JAFの管轄

  • F1
  • GP2
  • フォーミュラ・ニッポン
  • F3
  • F4
  • スーパーFJ/FJ1600

Formula Libre(フォーミュラ・リブレ)

フォーミュラ・リブレとは、特定の自動車会社が作ったフォーミュラカーを使用する選手権のことで、FIAや開催国の団体において公認車両規則が定められていないカテゴリーのことです。

  • Formula Challenge Japan (FCJ)
  • Formula BMW
  • Formula Renault

その他

  • インディカーシリーズ

FCJとは?

FCJマシン

Formula Challenge Japan(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)の略で、2006年にトヨタ、ホンダ、日産が中心となって発足させた日本独自のフォーミュラカーのシリーズです。

フォーミュラ・ルノーと同等のシャシーに排気量2,000ccのルノー製エンジンを搭載し、ダンロップ製タイヤを装着したワンメイクシリーズです。マシンセッティングが事実上禁止されており、基本的にドライバーの腕以外はイコールコンディションです。ドライバーの腕が試されるシリーズになっています。

シーズンを通した優秀者にはスカラシップ制度が用意されており、トップカテゴリーに進むための登竜門的カテゴリーとしての役割を担っています。


F4とは?

F4マシン

Formula 4(フォーミュラフォー)の略で、日本独自に開催されるJAF地方選手権です。

排気量1,850ccのエンジンを搭載し、シャシーはF3をベースとした本格的なものです。性能はF3に匹敵しますが、カーボン等の高価な素材の使用を禁止しているため、低コストでの参戦を可能としています。タイヤは横浜ゴムのワンメイクになっていて、FJ1600やスーパーFJよりもタイヤ幅が広くなっています。

東日本シリーズと西日本シリーズの2シリーズが開催され、毎年末には「F4日本一決定戦」が開催されています。


スーパーFJとは?

スーパーFJマシン

シリーズ開始から25年以上経過したFJ1600で使用中のスバルエンジンが生産停止になったため、安定的なエンジン供給が困難になりました。また、パーツも同じような状況でした。そのため、次世代の入門用フォーミュラカテゴリーとしてJAFが創設したのがスーパーFJです。

FJ1600ではコスト低減のためフロント・リアウィングの装着は禁止でしたが、早期にウィング付きフォーミュラの特性に慣れ、上位カテゴリーへのステップアップをより容易にする目的で、スーパーFJではフロント・リアウィングが解禁になりました。エンジンはHONDAのフィットなどに搭載されているL15A型で、排気量はFJ1600の1600ccから1500ccにダウンしていますが、電子制御のためパワーアップしています。

毎年末にはスーパーFJドライバーの日本一を決定する「日本一決定戦」が開催されています。


FJ1600とは?

FJ1600マシン

フォーミュラ・カテゴリーの底辺に位置するカテゴリー。レースは日本各地において開催されています。

入門用に設計されたマシンは、一切の無駄を省いたレギュレーションで厳しく制限され、低コストを実現しています。マシンには一切の空力装置がありません。そのため、車の基本的な運転方法やセットアップを学ぶことが可能です。

ここまで話すと低レベルなマシンを想像されるかもしれませんが、その実力は1500万円超のスポーツカーをも凌駕し、並のチューニングカーの比ではありません。また、ドライビング・スキルについても同様で、基本に忠実かつ正確な操作が要求されます。

エンジンやパーツの安定供給が困難になったため、2010年からはJAF地方選手権が廃止され、スーパーFJに一本化されました。しかし、一部のサーキットでは独自シリーズとしてレースを開催していくとのことです。

FJ1600の年間参戦費用例(2006年のデータです)

普通に生活していれば、まず知る機会が無いと思いますので、FJ1600の参戦費用について書いてみました!地方選手権1シリーズに参戦する場合は、ざっと以下の金額が必要になります。

品名・サービス 価格
FJ1600 中古マシン(SK96型) 1,100,000 円
レーシングスーツ 100,000 円
レーシングシューズ 25,000 円
レーシンググローブ 15,000 円
アンダーウェア(耐火性の下着) 30,000 円
ZAP SPEEDでの車両保管代(12ヶ月) 300,000 円
年間5レースの費用 1,500,000 円
1ヶ月に2日間の練習 100,000 円
レースがない月の練習(7ヶ月) 700,000 円
年1回のエンジン・ミッションオーバーホール 500,000 円

以上の内容をまとめると、以下のようになります。

品名・サービス 価格
初年度ゆえの車両準備・装備品など 1,225,000 円
ランニングコスト 3,045,000 円

つまり、私が初レース参戦した2006年には4,270,000円もの資金が必要になりました。しかし、これはあくまで机上の空論に過ぎません。クラッシュしてしまえば修理代が加算されますし、またレースで良い成績を残せばスカラシップ制度などによって、次のレースでの出費が抑えられます。


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